【製作実績】アルミ製 検査治具パーツの製作

今回は、半導体関係の工場で使われる検査治具部品の製作です。
見た目はシンプルですが、一番気を使うのはキズをつけないこと!
加工よりも、取り扱いのほうが神経を使うタイプの仕事でした。

【加工工程】

1工程目:表面削り出し
 アルミ素材を削り出して形を仕上げ。
 面の精度とツヤをきれいに出すように、条件を細かく調整しています。

2工程目:裏面削り出し
 反転して裏面も削り出し。
 表と裏の基準がズレないように位置決めをしっかりと。
 反りや歪みを出さないよう、クランプのかけ方にも気をつけました。

3工程目:側面M1.6ロールタップ加工
 最後に側面にM1.6のロールタップを立てて完成です。
 サイズは小さいですが、アルミなのでスムーズに加工できました。
 ロールタップは切りくずが出ないので、ネジ山もきれいで丈夫です。

この部品の一番のポイントはキズ対策です。
脱着のときにカスが付いたり、ちょっと擦れただけでもキズになるので、
手入れやエアブローも丁寧に行いました。
「加工そのものより扱い方が大事」──まさにそんな製品です(笑)

北岡製作所では、アルミ・ステンレスなどの精密部品加工や治具製作を行っています。
外観を大事にする製品や、ちょっと神経を使う加工もぜひご相談ください。


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