今回はチタン製部品の修正加工をご紹介します。写真右は修正前の状態で、中央に取り付けられていたボルトが途中で折れてしまっています。本来なら部品ごと廃棄するケースですが、北岡製作所では折れ込んだボルトを除去し、部品を再生することができました。
チタンは強度が高く、耐食性にも優れた材料ですが、その反面「加工が難しい素材」として知られています。特に折れ込んだボルトを取り除く際には、無理に加工すると母材を傷つけたり、工具を破損させるリスクがあります。そのため、特殊な治具でしっかりと固定し、切削条件を細かく調整しながら慎重に作業を進めました。
修正後の写真をご覧いただくと分かるように、母材を損傷させることなく折れたボルトを取り除くことができました。これにより部品を再利用でき、コスト削減や納期短縮にもつながります。
北岡製作所では、新規加工だけでなく、このような修正対応も行っています。「壊れたけれど直したい」「再利用してコストを抑えたい」といったご要望にも柔軟に対応します。お気軽にご相談ください。